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Basilisk II編

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☆Basilisk II の起動後の豆知識☆

○シャットダウン
デスクトップのメニューバーから「システム終了」(Shutdown)を選べば良い。
ただし、フリーズしてしまったときは、CTRL+ESCで強制終了を行える。

○キーボード
基本的にはXでのキーボード配置に従う。なお、AltキーがCommandキー、ウィンドウズキーがOptionキーに割り振られている。
ただし、私の場合、106JISキーボードに101-USキーボードの配置を割り当てているためか、ウィンドウズキーがOptionキーとして認識されなかった。そこで初期設定の時、「Memory/Misc」の欄にある[ Use Row Keycord ]を有効にした。
その結果、それぞれのキー割り当てが復活した。ただ、CTRLとCapsLockを入れ替えていた設定は(当たり前だが)使えなくなった。

○サスペンド
フルスクリーンモード(DGA mode)になっているときに、一時的にBasiliskIIから抜けてLinuxへ制御を移したい場合、CTRL+TABでもとのX上へ戻れる。その結果BasiliskIIのウインドウが存在するようになるが、この上でスペースバーを押せば復帰する。


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☆Basilisk II の使用上の問題点(古すぎ)☆

(注意)基本的に0.5α使用時および0.7α使用時を追記
25th-Nov-99現在、下記の不都合は全て0.8αにて解決済み
26th-Apr-2000現在、古すぎて使えない。
○MacOS8.1Jを使用していたとき
・システムプロファイルを立ち上げてフリーズ

・フリーズをkill processで落とすと、次の起動時に「前回不正終了した」旨を伝えるダイアログを開きかけてフリーズ。(回避方法は後述)

・たまらなく遅い、遅すぎる!(PentiumMMX 200MHz)

○MacOS7.5E+JLK2.0に変更!
・Igor
FPUがないと言って立ち上がらない。FPUサポートは無い模様。エミュレートするCPUが68020のみだからだろう。
<追記>
0.7αにおいては、既に(バグだらけながら)FPUのサポートがなされている。
.basilisk_ii_prefsにおいて、
fpu true
の設定を書き込んでおけば利用できる。これによりIgorは起動する。しかし、一部表示部分でおかしな挙動を示しており、完全に使えるわけではなかった。

・NisusWriter4.1.2J
起動時にフリーズ。(涙)<-これも痛い。
<追記>
0.7αでは問題なく起動。

・起動確認
Jedit、YooEdit、Kaleida Graph(no FPU)、クラリスワークス

・フリーズの後
挙動は8.1と同じ。


○強制終了後の再起動
強制終了後の再起動においてフリーズする現象が必ず起こったが、これは回避できる。
コントロールパネルの一般設定(general controls)における、
「コンピュータが不適切に終了したら警告する」
"Warn me if computer was shut down improperly"
のチェックボックスを外しておけば、再起動時のフリーズはなくなる。
まあ、それで安心という意味ではないけれど。

○メニューバーの時計の問題
メニューバーに時計をおいているが、その時間がたまに表示がおかしくなる。
全然違う時間を示すのだ。
これはシステムの時計がおかしいのかと思って見てみる。
コンパネのDate/Timeを見ると日付や時間がおかしい。
早速直そうとしたが、正しい時刻や日付をセットをしてもまったく変更されていない。
では?と最近作成したファイルの日付を見ると、これは正しい日付となっている。
どうやらBasilisk IIはどこかでシステムの内部時計をいじれなくしているらしい。
その代わりにLinuxの時計を割り込ませている模様。
実質上は問題ない。
で、でも、ちょいと気になる
<追記>
0.7α使用時において、なぜか私の環境で時刻は標準時でのみ表示されている。コンパネで直しても反映されない。

これ以降の使用状況はBasiliskII 使用日記を参照のこと



☆番外編・・英語OS+JLKの日本語化における問題点

できるだけ軽いシステムが欲しいあなた。
メニューはやっぱりすっきりしてるから英語がいいという、あなた。

英語版のシステム(system 7.5.3)とJapanese Language Kitを組み合わせてみよう。

注意! 英語版システムは7.5.3までしか試してません。
これ以降のシステムで同じ方法がとれるかどうかは未確認です。

さて、その手順としては手持ちの68KMacintoshの上で、

(A) DiskCopyを用いてDisk Image fileを製作。(これがHardFileとなる)
(B) マウントしたDisk Image fileに英語版システムをインストール
(C) さらに、JLKをインストール
(D) スクリプトを日本語に切り替える
    これにはScriptChanger1.1というユーティリティを用いた。


(A)、(B)、(C)は既存のデスクトップ(PowerPC上)でできたものの、
(D)は特別のユーティリティ(ScriptChanger)を用いている。
これはシステムのリソースを書き換えるユーティリティなのだが、そのシステムで起動し、その上でないと動かない。

よって、(D)の手順を抜いて、Disk Image fileをHard FileとしてLinux上にコピー、そしてBasilisk II上でこのユーティリティを起動すればよいと考えた。
だが、これに失敗。このユーティリティは、Basilisk II上ではフリーズしてしまったのだ。

また、このユーティリティを持っていない人もいるだろう。

こうなれば既存のMac上で、このシステムのリソースを直接書き換えるしかない。
以下にその方法を述べる。


ScriptChangerを使わずにシステムスクリプトを変更する方法

○変更点
system script codeとsystem region code、system font IDの設定、ChicagoフォントのID

○使用するアプリケーション
ResEdit

○手順
step 1
安全のため、systemはコピーしておく。
step 2
ResEditでsystemを開く。
step 3
変更するリソースは2つ
i) itlc リソース
system script code を 0 から1へ
system region code を 0 から14へ
それぞれ変更する。

ii) FOND リソース
Chicago ID を 0 から 16383
Family ID を 0 から 16383
それぞれ変更する。
step4
確認すべきリソースは1つ 「itlb」 リソースにおいて、
・id 0 にRoman
・id 1 にJapanese
が設定されていれば、itlcリソースのsystem script code 1 が反映される。

step 5
変更を確認してセーブする。

step 6
リソース変更したsystemを元のものと入れ替える。

step 7
システムは完成!と思う。

step 8
このシステムで起動してみよう。あとフォルダなどの文字はコンパネのViewsで変更可能だ。




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