このMacユーザーの永遠の願いは、Appleによってかなえられることはありませんでした。iMacも凄いし、iBookも素敵。でも私が欲しいのは軽々と持ち運べるMacOS環境なのです。根っからのMacユーザーがVAIOを手にしたなら、考えるのは一つ、エミュレータの利用です。そこで手を染めたのがFusion-PCとBasilisk IIという2つのエミュレータソフトでした。 |
2001年1月17日
Basilisk II にJITコンパイラを搭載したバージョンが私のVAIOで稼働した。 詳しくはBasilisk IIのBasilisk II 使用日記にて。 |
2000年8月14日
ずいぶんご無沙汰している間に、私の注目している2つのエミュレータのうち、Fusion-PCを取り巻く状況に随分大きな変化が現れている。(続きはこちら) |
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PC/AT互換機上のDOSで動く68k Macintoshのエミュレータである。Microcode Solutions社によって製作、販売されている。$49.95。将来的にはPower-PCプロセッサにも対応予定。Dos上で、スピードの点では文句ない。日本代理店はオープンテクノロジーズ。 |
私の環境:PC-DOS + Fusion-PC |
![]() Last update(17th-Jan-2001) |
こちらはChristian Bauer氏によって作成された68K Macintoshエミュレータである。Free。様々なシステムにポートされており、BeOS、Unix系(Linux, Solaris, FreeBSD)、AmigaOS、Windows(NT,98,95)にて動作している。Fusion-PCに比べ、ネットワーク回りで優位に立つ。 |
私の環境:Vine Linux 2.0 + Basilisk II |
これらのエミュレータを動かすためには68000系のMacintoshの
ROMイメージを用いる必要があります。
自分で所有していないROMを勝手に利用することは
違法
であることを理解して下さい。
2000年8月14日
ずいぶんご無沙汰している間に、私の注目している2つのエミュレータのうち、Fusion-PCを取り巻く状況に随分大きな変化が現れている。 その一つは、Fusion-PCの作成元であるMicrocode Solutionsが、ライバルと目されていたEmulators,Inc.にFusion-PCの権利を譲渡してしまったことだ。 このEmulators,IncはSoftMacという、68KMacのエミュレータを販売している会社である。ここが引き続きFusion-PCを自社のSoftMacとともに販売することになった。 その2つ目は、その後さらに、Free Downloadが可能になってしまったことだ。しかも最新のVer3.0である。現在Emulators,Inc.のダウンロードできるようになっている。まだまだ少なかったEmulatorを応援するつもりで、Fusion-PCの購入に、けっして安くない1万5千円を払ったのもすでに過去の話だ。 これくらいの完成度を持つアプリケーションがフリーになるのはすばらしいことだが、それまでのユーザーに取ってみると、大変複雑な思いにかられる。 私個人に取ってみると、WindowsやDosな環境はすでに使えないので、Fusion-PCは長い間使っていない。 従って、今後Fusion-PC ver3.0を試す機会もないかも知れない。 今後としては、Microcode Solutionsや、Emulators,Inc.ともどもPower-PC Macintoshのエミュレータ完成を目指しているようだ。こちらはお互い独立して作業を行っている。しかし、こちらもどうなるかわからない。 これら2つの他にもBasilisk II for Windowsもあるし、なかなか選択肢が広くなったものだ。 一方、しばらく更新のなかったLinux版本家Basilisk IIもスナップショット版が3/14日版から7/13日版へとバージョンアップした。が、特筆するほどの変化はない。現在使用中のLinux、Vine-Linux2.0での動作もまずまずである。Ethernetを使用するのにSheep_netというデバイスを使うのだが、このコンパイルにVine-Linuxでは失敗する。この問題と回避方法ともども使用日記にて掲載している。 |
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