Linux on VAIO
自分用インストールガイド(その1)
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「極私的Linuxインストールでぃ」

手順(5)

もう嫌だ、ディストリビューション、変えたくない(字余り)
by 詠みびと知らず



結局たどり着いたのは、参考文献の一番豊富なSlackwareであった。
手持ちの参考書も大抵Slackwareのことなら載ってるからね。

では、と気持を切替えて、RunRunLinux付属のSlackware3.1を
ちょっと古いけど、その方がよかろうと、インストール開始。

今まで苦労した分、インストールはぐんぐんすすむ。
一番苦労したのはやっぱりパーティションを分ける所であり、
それが無い分、ほぼデフォルト状態でインストールが進む。

ふわー、でも選択肢がわんさかあって混乱するなぁ。
ほとんどいじってないけどね。

さて、とにかくインストールが終了した時点で、もう頭はふらふらであった。
でも、なんらかのけりが付かないと終れないので、そのふらふら頭で
更に、PCMCIA Ethernet Cardの認識にトライする。

1)/etc/pcmcia/configにカード情報を追加
2)/etc/pcmcia/network.optsにTCP/IP情報を追加

ここまでやった時点で、モウロウとした頭をふりふり、
カードをスロットに差す。

「ピッ、ピッ」

え?何?うそ?うぉりゃぁぁ~~
ちゃらららら~らら~らら~ららら~~(ロッキーのテーマ)

なんか認識しとるぞい、ホントかおいおい。
早速、telnet接続にチャレンジ。

おっけぇ、おっけぇっすよ。
見慣れたオープニングが僕を迎える。
いくつかのサーバーにアクセスを試みた後、ようやく成功した事を実感した。

しかし、なぜだ?どうしてだ?、何の解決にもなっていない事に気づく。
偶然Slackwareでうまくいったからって、それでは余りにも他力本願ではないのか?

しかし疲れた頭でムツカシイことを考えられるはずもない。
早速XBF-neomagicをインストール。
更にPJEをインストール。
この時点で、すっかりグロッキー。
「お楽しみはこれからさ!!」
とばたっと寝込んでしまう。

・・・・・・・・

しばらくの睡眠の後、VAIOを立ち上げてLinuxを起動。
しばしの躊躇の後、カードを差す。
「ピッ、ピッ」
うふふふふふ。なんだかいいみたい。

さて、うまくいったらいったで、欲が出るのが人間というもの。
手持ちの雑誌付録CD-ROMには「Slackware3.5」の文字が浮かぶ。
別にインストール狂になるつもりは毛頭無いが、
3.1と3.5ではカーネルからPCMCIAに至るまで、バージョンが異なる。
少しでも無駄をしたくない僕は、何の設定もしないまま、
Slackware 3.1に別れを告げた。

再度Slackware 3.5をインストール、問題はない。

XBF-neomagic、PJE、と順調なインストール。
では、またまた気分も軽く、PCMCIA Ethernet Cardの認識にトライ。

1)/etc/pcmcia/configにカード情報を追加
2)/etc/pcmcia/config.optsにirqの調節等を追加
3)/etc/pcmcia/networkにTCP/IP情報を追加

準備完了、では早速認識してもらおう。
ほれ、すりっとな。

「ピッ、ボッ」

おんやぁ、認識しとらんがね!
うおぉぉぉぉぉ、なんでやぁなんでなんやぁ。

やはり、安易な解決方法(ディストリブーションを変更するだけ)なんて、
根本解決ではなかった!!!。

少々混乱気味の頭を冷やす。
Redhat 4.2失敗。
Slackware 3.1成功。
同3.5失敗。

これらの間に共通する事は?
うーむ、わからん。
しかし、ここまで読み進めて来た粋狂な人なら分かるだろう。
インストールの手書きノートを見比べて分かった事がある。
そう、
「Slackware3.1の時は、/etc/pcmcia/config.optsへの追加変更は行っていない」
のだ。

ここでは、特定のIRQを使わないように
exclude irq3 <- Windowsでは内蔵モデムだったし
exclude irq5 <- Windowsではサウンドポートだったよな
exclude irq12 <- Windowsではマウスだっつーの
と、以上のごとく、irqを回避させていたのだ。

これが原因なのかとひらめいたので、早速追加した部分を消去。
んで、カードをさせば・・・・、

「ピッ、ピッ」

やぁぁっと、認識できた。

では何がいけなかったのか、順次試してみると、
exclude irq3を残すとだめだめっす。

何だか知らないけれど、PCMCIAのIRQは必ず3でないといけないようだ。
しかし、3はたしか内蔵モデム用ではなかったのか?
それはまた別なのか?今の私の知識ではこれ以上の解釈は不可能である。
とにかく3はだめなのだ。それでいいじゃないか(本当か?)


長い、とにかく長かったインストール稼業もこれで取り合えず終結。
今後は腰をすえて、ユーザー環境整備に取り組むであろう。
(その成果は「インストールメモ」で)

まだまだ、理解不能なものが多いが、
とにかく、最大の山場を越したことは間違い無い。
XとPCMCIA、ふ、てごわかったぜ(汗汗;)。
その分、オレ様の成長を促したがね。ふわっはっはっは。


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