Linux on VAIO
自分用インストールガイド(その1)
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「極私的Linuxインストールでぃ」

手順(4)  RedHatよ、お前もか?! by PCC-T

さて、これまでのあらすじ
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根っからのMacユーザーだった俺、何を勘違いしたか、VAIO505を購入、
あまりのWinの面白みの無さにヘキエキとした後、
あろうことか、Linuxへと手を出す。
Turboに始まりRedhatへと移行し、紆余曲折を経てXもうまく動き、
順風満帆かと思われたのだが
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ふふふ、Xが動けばこちらの物だ。
RedHatでは初期状態だと、Xを立ち上げるとWindow managerとして
fvwm2が立ち上がるようだ。
使い方は分からないけれど、Xの感触を確かめつつ、次の目標を考える。
「やはり、ネットワークにつなげよう。」

僕のいる部署では、Ethernetの端末があるし、
手元にEthernetカードもあるなら、やるしか無い。

手持ちのカード(Corega社製PCMCIA EthernetCard PCC-T)が
Linuxで動くらしいことは、既にカードの会社のウェブサイトで確認済みだ。

とはいえ、Linuxのことはなーんも分からんので、
わけ分からんけど、書いてある通りにやるしかないよね。
必要な処置は以下の通り。

/etc/pcmcia/configに以下の行を追加。
card "Corega Ethernet Card"
version "corega K.K.","corega Ethre PCC-T"
bind "pcnet_cs"

/etc/pcmcia/config.optsに以下の行を追加。
module "pcnet_cs" opts "use_shmem=0"

あと、参考書(Walking LinuxとPCMCIA-HowTo文書)に、
IRQが重なるとうまく動かないことがあるとのことなので、
事前に調べておいた幾つかのIRQを選ばないように設定しておいた。
例えばIRQ=3はモデムポートに使われているし
IRQ=5はサウンドポート、IRQ=12はマウスポートという具合。
よって、/etc/pcmcia/config.optsに更に以下を追加した。
exclude irq3
exclude irq5
exclude irq12

僕は初心者なりに正しいと思うことを行ったのだが、これが
後々混乱を引き起こすこととなる。

さて、以上の設定を行った後、リブートしてみた。
話によるとこの後、カードを差し込めば自動的に認識されるとのこと。

しかし、カードをさしてもうんともすんとも言わない。
PCMCIA-HowToを引っ張りだして、確認するが、良く分からない。
うまく行けば、2回サウンドがなるらしい。

何がいけないのだろう。
カーネルが対応していないのだろうか?と思って
一度カーネルの再構築を行ってみたが、失敗。
却って全部インストールをやり直す羽目になった。

散々考えた挙げ句思い付いたのが、PCMCIAのスロットが見張られていない、
すなわち、PCMCIAのデーモンが動いていないのではないかということだった。

知人からならったテクを使おう。
ps aux | grep cardmgr
ない、ない、PCMCIAのデーモン動いてないっす。
デーモンの管理って?と、しばしファイルを漁る。手持ちの本も漁る。
/etc/rc.dに秘密がありそうだと気付いて、
片っ端からファイルを見ていて分かったことは

Linux起動。ー>/etc/inittab 実行 ー>/etc/rc.d/rc3.d/*が実行
といった流れであった。

さて、実際に起動しているのはrc3.dの中身らしい。
このディレクトリの中を見ると、ありますS45pcmciaという
いかにもな名前のファイルが。
これを覗くと、/etc/sysconfig/pcmciaファイルを参照している
ことが分かる。で、このファイルの中を見れば・・・。
一行目:PCMCIA = no
二行目:PCIC =
といった具合。早速一行目をyes、二行目にi82365を追加。
それの一行めのnoをyesにするだけ。

でも、手持ちの本とファイル構成が全然違うやんか。
Mailing Listを漁って分かったことは
RedHatとSlackwareはkernel、PCMCIA、networkがらみで
全く異なるファイル構成にしているということであった。
大抵の本は少なくともSlackwareでの説明が存在することが分かる。
やはり、古くからのディストリビューションは、
資料を漁るという点で非常に有利である。
問題点がでた時、RedHatに対して適応できない状況が多かった。

さて、さて、リブートすると、いきました。

boot時の流れるメッセージの中にcardmgrの文字が。
キットウマクイクニチガイナイ。

Ethernetカードをさしてみる。ピッピッと音がなる。
よし、成功のようだ。
# ifconfig
で確認するとeth0で認識されておる。

RedHatではrootでstartxすると、デフォルトでfvwm2とかいうのが立ち上がる。
そこでは、ネットワークやらの設定が、X上でやれるのだ。
早速、ネットワークの設定とか始めたのだが・・・。

よしよし、さて、いざ接続と、telnet接続試すが、できやしない。
相手をさがしに行くみたいだけれど、みつかんないとか。
設定とかいろいろ見直すが原因は不明。カード破損説とかいろいろ思い付いて
確認するが、なにしろ手持ちの本ではSlackwareなもので対応がわからん。

結局、カードを認識しても、ネットワークに繋がっていないようだ。
理由は最後まで分からずじまいであった。

うおぉぉぉ、こうなりゃ、動作が確認されているというPC-CARDを購入するか、
それとも、(手持ちの)参考文献のあるSlackwareに乗り換えるか・・・。

おお、RedHatよ、お前もか!!


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