「極私的Linuxインストールでぃ」
手順(3) rpm狂奏曲、演奏はNeoMagic オーケストラ(?)
さて、にわかLinuxerになってしまった俺、
X-Window-systemを動かすために、Webサイトをさ迷いながら、知識を集める。
なになに、VAIOのビデオチップはNeoMagic社で、しかもXできない?
Xできなくないけど、市販品がいる?
でも、XFree86にパッチがある?
いいや、最近RedHatがバイナリで公開したらしいぞ?
よう、わからん。
とりあえず必要だと思われるRedHatのXBFうんちゃらを
取って来ればいいらしい。
FAQや、READMEを見ながら、インストール開始。
ちなみにRedHatは全てrpmとかいう、
インストール用プログラムを用いてパッケージングしている。
だから、RedHatから引っ張って来たのが、
XBF-neomagic-libc5-1.1.0-1.i386.rpmというファイルで(長い名前だ、しかし、良く分かる)、
# rpm -ivh XBF-neomagic-libc5-1.1.0-1.i386.rpmと打てば、インストールできるんだそうな。
結構便利ねぇ、と実行したのですが、
「好事、魔多し」
いきなりエラー発生。
failed dependencies :
XFree86 >= 3.3.2 is needed by XBF-neomagic-libc5-1.1.0-1
これって、もしかして、既にインストールされているXFree86が古いってこと?
ヘルプで御勉強、rpmのオプションを調べると、バージョンを知る方法が分かる。
# rpm -q XFree86
XFree86-3.3.1-1
うーん、確かに3.3.2ではない。
では、っと前のRedHat5.1のCD-ROMを漁ってみると
あります、XFree86-3.3.2-8.i386.rpmと、その仲間たち。
一式コピーしてインストール(しかも今だDos経由だ)。
# rpm -Uvh XFree86*.rpm
DATA Type 9 not supported.
う、ダメみたい。
次はRedHatからRedHat4.1用のアップデートファイルとしての
XFree86を引っ張って来て試してみる。
でも、これも同じことを言われて、ダメ。
散々試したあとで、はっと閃く。
「もしかして、rpmのプログラムもアップデートしないとダメ?」
早速rpmのバージョンアップをはかる。
# rpm -q rpm
rpm-2.3.11-1
RedHatではrpm-2.5.1-1がもっとも新しい。
ダウンロードしてインストール。
すなわち、rpmを使ってrpmをインストールってことさ!
# rpm -Uvh rpm-2.5.1*.rpm
Data Type 9 not support
うげぇ、同じエラーが発生。
もう、何が何だかわかんないよー。
頼みの綱はメーリングリスト
過去ログを当たる。rpm data type
全く同じ話題はなかったものの、Data Type 9が出るパターンは決まっていて
それは古いrpmで新しいrpmパッケージを展開する時らしい。
古いrpmでは
rpm-2.5.1-0.i386.rpmは展開可能。
rpm-2.5.1-1.i386.rpmは展開不可能。
だそうだ。
はぅぅぅ、バージョン番号一つで、こんなに苦しむなんてね。
結局、rpm-2.5.1-0を用いて、他のパッケージを展開すれば
問題ないようだ。
やりましたよ、やっとXFree86-3.3.2のインストールが終りました。
途中、conflictがあって、何と一部のパッケージを
ダウングレードしなくてはならない場面もあったけれど。
ええと、俺、何がしたかったのだっけ?
・・・・・・・・
そうそう、XBF-neomagicのインストールである。
すっかり忘れていた。
具体的なインストール方法は別のページにある。
と、思ったけど幾多の変遷を経て今はSlackwareのインストールしかない。
基本的には"tar zxvf"の変わりに"rpm -Uvh"と打てばいいし、
あと、Xへのリンクさえ間違えなければいいはず。
長かった1日がまた、終る。
「でも、Xが動いて良かった良かった。」
しかし、それは次なる困難への序章に過ぎなかったのだ(かなり嘘)。
(注)これを書いている時点で、すでにXFree86 3.3.3が発表。
うりは、やはりNeoMagic-chipに対応したってことでしょう。
そろそろ、kernel2.2.xも出るという話だし、
やる時はいっぺんにアップデートしちゃおう。