VAIO de Mac
Fusion-PC編

このページでは、著者所有のSony VAIO PCG-505GへFusion Demoバージョンのインストールを行った経験から得たことを述べておりますが、あなたが以下の記述によりインストール作業を行った結果に対しては、著者はなんら責任を持ちません。自己の責任で作業してくださいね。


1)必要なもの

A) Dosと、それが走っているAT/PC互換機
B) 68000系のMacintoshとMacOS
C) Fusion一式
D) MacintoshマシンからAT/PC互換機へ数十Mb単位でファイル転送できる環境


A) Dosと、それが走っているAT/PC互換機

 今回は我がVAIO505GでWindowsのDosモードを利用してFusionを走らせます。
ただし、すくなくともDos上でポインティングデバイスが必要なので、別途Dos用のmouse.comもしくはmouse.sysを手に入れなければなりません。
 気を付けておくことは、FusionはDos上で動くのですから、Fusion上でのMacOS(以後仮想MacOS)に扱いたい周辺機器に対しては、対応するDos用のドライバーがそれぞれ必要となるということです。


B) 68000系のMacintoshとMacOS(漢字Talk7.1〜MacOS8)

 どのMacでもよいわけではなく、一般に32ビットクリーンなROMであればよいらしいです。
 32ビットクリーンであるということはメモリーへのアクセスアドレスが32ビットであるということです。何が違うのかというと、16ビットだと8Mbまでのメモリーにしかアクセスできないのが、32ビットでより多くのメモリーにアクセスできるようになる点です。

 この条件に合う具体的な機種としては
FusionへのROM対応表
機種NOT 32bit clean32bit clean
Macintosh IIシリーズMacII,MacIIx,MacIIcxMacIIci、fx、si、vi、vx
一体型Plus、SE、SE/30Classic以降
LCシリーズなしすべてOK
Centris/QuadraシリーズなしすべてOK

 ただし、Fusionがすべてをサポートしているとは思えないので、もしだめだったときはあきらめてください。
 お勧めは1MbのROMを持っているQuadraシリーズ。しかし、QuadraシリーズでもAVシリーズは不可とのこと。

注)実はこの当たりのことはPOSEIDONさんのページに詳しい。そっちを見てもらった方がいいかも(^^;。

C) Fusion一式

 起動に必要なものは、Microcode-Solutionのサイトからダウンロードします。
少なくとも2つ、
DownLoadするファイル
Fusdem12.exeFusionインストーラ(自己解凍型)
これは適当なディレクトリに入れておく。
ROMUTL.HQXMacのROMのイメージを取り出すユーティリティ
これは手持ちのMacで解凍後、68000系のMacに入れておく。


D) MacintoshマシンからAT/PC互換機へ数十Mb単位でファイル転送できる環境

 Fusionで立ち上げるMacOS(以後仮想MacOS)が起動ハードディスクとして認識するのは、Macintosh環境で言うところのDiskCopyで作成されるディスクイメージファイルそのものです。FusionではこのファイルをHardFileと呼んでいます。しかし、いまだ明らかでない理由から、MacOS用のインストーラでは、このHardFileに直接インストールできないため、いったん外部のMacintoshの上でディスクイメージを作成し、この中にMacOSをくみこみ、イメージファイルとしてAT/PC互換機へと送り込む必要があります。何のことか分からない人はFAQの項へ。
 私はEtherNetのFTP経由で送り込みましたが、MOやZIPなどの大容量メディアで、Win<->Mac間のファイルのやり取りができればもっと楽であったと思います。

 
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